本読む馬鹿が本を読む

好きな本について書いています。あなたがまだ読んでいくて、おもしろそうだ読みたいと思ってもらえるような本が見つかるととても嬉しいです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

短歌は小難しいものではないと知った-『一握の砂・悲しき玩具』石川啄木

僕の中の短歌というものの概念がガラリと変わった一冊です。 石川啄木といえば ----- はたらけどはたらけど猶わが生活(くらし)楽にならざりぢつと手を見る ----- 不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心 ----- という短歌が有名ですよね。 国語…

おうち時間にじっくり読みたい!複数巻にわたる作品

お題「#おうち時間」 みなさま、おうち時間をどうお過ごしでしょうか? テーマ「おうち時間」ということで、生活を振り返ってみると読書くらいしか趣味がなかった僕が、おうち時間に読みたい複数巻にわたる作品をまとめてみました。 『深夜特急』沢木耕太郎 …

のちに芥川賞を受賞する本好き又吉直樹のさすがの書エッセイ-『第2図書係補佐』又吉直樹

第2図書係補佐。著者は又吉直樹。 芥川賞を受賞するずっと前に書かれた又吉直樹のエッセイ 又吉直樹といえば『火花』で2015年上半期の芥川賞を受賞したお笑い芸人ですよね。 この『第2図書係補佐』は、『火花』で芥川賞を受賞するずっと前に書かれたエッセイ…

任天堂の大ヒットはこの人、横井軍平から始まった-『横井軍平ゲーム館』

横井軍平という人はご存知でしょうか? 横井軍平を知らなくても、任天堂はご存知でしょう。日本が世界に誇るゲームカンパニーですよね。ファミコン・スーファミ・ゲームボーイ・64・Wii・DS・switch…その任天堂の今の大ヒットは、この人から始まったといって…

正確・丁寧・誠実な文章にハマる-『城の崎にて』志賀直哉

初めてこれを読んだとき「これだ。僕が読みたかったのはこういうのなんだよ」と思いました。 『城の崎にて』のストーリー 電車に跳ね飛ばされ一命をとりとめたのち療養に訪れた城の崎での数日間が描かれています。 滞在中にはいくつかの動物たち見ます。そし…

倹約・貯金・投資。お金のことはこれを読んでおけば大丈夫な本-『私の財産告白』本多静六

マネーフォワードCEOの辻庸介さんが「大体お金のことはこれを読んでおけば大丈夫」と紹介していた本です。(WEEKLY OCHIAI「お金をアップデートせよ」にて) 本多静六という資産家の方が、自らの実体験をもとに貯金と投資についてを書いた本。 この記事を書…

元任天堂社長岩田さんはなんて魅力的な人なんだろう『岩田さん』

ちかごろ任天堂に注目している僕です。すごいですよね。ニンテンドー。Switchめちゃくちゃ売れているらしいです。 それはさておき、今回紹介するのは僕が任天堂に注目するきっかけになった一冊です。 『岩田さん』。この本を読んで任天堂のことに興味を持ち…